復刊に当たってのご挨拶

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この度は、1年間という期間限定で北海道大学新聞(北大新聞)をオンラインで復刊させていただく運びとなりました。

北大新聞は、旧北海道帝国大学時代の1926年、日本の中でもかなり早期に学生による新聞メディアとして産声を上げ、戦中・戦後の激動期を経ながらも学生目線での学内情報媒体として存続してまいりました。

しかしながら、インターネットの急速な普及や学生の新聞離れなどの影響を受け、2000年代に休刊、2011年にはついに廃刊に至りました。

その後5年以上の空白期が生じることとなりましたが、昨年からは学生有志が集い、OB・OGの皆様の助言もいただきながら、復刊を目指して検討を進めてまいりました。そして今春、オンラインという形で復刊することを決定いたしました。

なお、2011年の廃刊まで本紙は北海道大学新聞会が発行しておりましたが、この度は北海道大学新聞編集部と名を改めて活動することとなりました。伝統ある北大新聞のDNAを受け継ぎつつも、新たな一歩を踏み出すという願いも込めて団体名を変更することにいたしました。

これからは、学生はもちろんのこと、教職員・卒業生から受験生、地域の方々に至るまで、北大に関心をお持ちのあらゆる方々に愛され、そして必要とされるメディアを目指し活動してまいります。

発行形態については、紙媒体での発行には相応のコストがかかること、デジタルデータの方がより手軽にアクセスできることなどの理由からオンラインでの展開となりました。また、学生新聞に限らず新聞メディアが直面している厳しい状況に対して柔軟に新たな形を模索していく必要もあると考え、全紙面を一挙に閲覧可能なPDF版と記事ごとのページを同時に掲載するなどの工夫もいたしました。

記事で扱う内容としては、新聞特有の言論的な側面は極力排して情報伝達・共有の手段としての側面を重視するなど、新聞とはいえあくまで現代の事情を十分に考慮した記事・紙面作りを強く意識して制作にあたっております。

私ども新生の北大新聞では、ネット時代における新聞メディアのあり方を模索し続けることを自らのテーマとして定義し、時代の要求に見合った情報発信が可能となるようこれからも検討を進めてまいります。

また、いずれのメンバーも学生新聞での経験が決して豊富ではありません。試行錯誤を重ねることとはなりますが、どうか温かい目で見守っていただけますよう、心よりお願い申し上げます。

最後に、OB・OGの先輩方、取材に応じてくださった皆さま、本学広報課の皆さまをはじめ、北大新聞の復刊ならびに4月号の発行に向けてご協力いただいた全ての方々に、この場を借りて深く御礼申し上げます。