法学部あるある 【編集部ブログ】

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みなさまこんにちは。1月から学生アドバイザー兼グローバルマネージャー(長い肩書きだな、と自分でも思います)に就任した前代表のTSです。

諸々との兼ね合いがあり最前線からは身を引くこととなりましたが、編集部の活動にも可能な限り参画してまいりたいと思っております!引き続きよろしくお願いいたします。

 

さて私は法学部に在籍していますが、法学部生としてしばしば感じる一種のもどかしさについて今日は取り上げたいと思います。受験シーズンということもありますので、法学部への受験を考えている受験生の皆さんにも有益な情報となれば幸いです。

 

その1 法学部生=法律家志望!?

法学部生が初対面の相手に学部を聞かれる場面などで一度は必ずと言って良いほど経験するやりとりとして、

(自分)「私は法学部(の学生)です。」

−(相手)「そしたら将来は弁護士(ないし法律家)か!」

という(ほぼお決まりの)問答があります。

結論から言えば、「法学部生=法律家志望」であるパターンは決して多くありません。北大での実際のデータを参照すると、法曹(弁護士・検察官・裁判官)を目指して学部卒業後に法科大学院(ロースクール)に進学する割合は、多く見積もっても2割程度です。

確かに「進学前は法律家を目指していたがあとで希望する進路が変わった」という例も少なくないですが、私のように進学前から民間企業への就職を希望していた学生も数多いです。卒業後の進路に関しては民間企業や官公庁への就職が大半(概ね7割以上、その中でも道外での就職が多数)です。(ちなみに北大の法学部に関して言えば、他の学部よりも公務員就職の割合が高い傾向にあります。)

とは言え、民間企業や官公庁に就職しても法学部で学んだ法律の知識は決して無駄になりませんし、公務員の場合は採用試験で法律の知識が問われるのでその点では有利と言えます。

法学部と言えば法律家のイメージが容易に想像できるかとは思いますが、必ずしもそうではないということを覚えておいていただけると法学部生としては肩の荷が下りる気がいたします…。(北大法学部では法律系の科目以外に政治学系の科目も数多く開講されており、多様な知的好奇心を持った学生が集まっています。)

 

その2 法学部生は六法全書を携帯している!?

続いても「法学部」に対するイメージにまつわるお話です。

その1で取り上げたように、法学部というとその名の通り法律のイメージが強いかと思います。当たり前ではありますが、法学部の授業は何らかの形で法律に絡むものが多数を占めています。

そこで、(頻度は高くありませんが)

「六法全書を持っているのか?」

というようなことを聞かれることがあります。

これについて、大半の学生は「六法全書」を持ってはいません。というのも、「六法全書」(厳密には有斐閣刊行の書籍の商品名)はたいへん分厚く、持ち運びも容易でないからです。「六法全書」はあらゆる法律を網羅的に収録していますが、どちらかと言えば法律家向けの書物です。

その代わりに、より小型の「ポケット六法」(有斐閣)や「デイリー六法」(三省堂)を常用している学生が多数です。これらのいわゆる「六法」は定期試験への持ち込みが認められるケースも多く、法学部生にとっては必需品の1つとなっています。なお、これらの書物のいずれも六法(憲法・民法・刑法・商法・民事訴訟法・刑事訴訟法=日本の法律の中で特に重要と位置づけられるもの)のみが収録されているわけではありません。

 

以上、法学部生としてしばしば直面するジレンマの一端についてお話しました。

受験生の皆さんには体調に気をつけて、追い込みの時期を乗り切っていただければと思います!