ポートランドを知るセミナー開催 ―米ポートランドの魅力を語る

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挨拶に登壇したポートランド市のテッド・ウィーラー市長(10月26日、本学学術交流会館)

札幌市の姉妹都市である米オレゴン州ポートランド市の魅力を伝えるセミナーが10月26日、本学学術交流会館で行われた(札幌国際プラザ主催)。同イベントは、「米国ポートランドを知るセミナー」と題し、両市の姉妹都市提携60周年を記念して企画されたもの。イベント内では、ポートランド市元職員や、同市へ留学した経験を持つ学生による講演などが行われた。

開会の挨拶にはポートランド市のテッド・ウィーラー市長が登壇。ウィーラー市長は、教育などさまざまな面で両市の交流があることに言及しつつ、「数多くの絆が両市のパートナーシップを強化していく」と話した。

初めに講演をした山崎満広さんはポートランド市の元職員。自らポートランド市に居住した経験をもとに、同市の魅力について話した。山崎さんは市民の駐車場建設に反対する声によって当初の建設予定地に公園ができた事例などを紹介。その上で同市について「市民が自らデザインし、つくる街」と語った。

本学理学部3年の盛藤(もりとう)舞さんは、ポートランド州立大学に留学した経験をもとに講演した。盛藤さんは、同市の持つ多様性に魅力を感じたという。例えば留学先の大学について、「さまざまな国や地域にルーツを持つ学生が在学しているため、留学生と現地学生との間に壁が無かった」と話した。また、自己紹介のときに自分の呼ばれたい人称を指定する文化について挙げ、「ポートランドでは自分がどうありたいかを自分で規定でき、それが社会で受け入れられているということが素敵だ」と語った。

ポートランドの魅力を語る盛藤舞さん(10月26日、本学学術交流会館)

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