沖縄の味を北大に ~北海道大学沖縄県人会~
南の空に思いを馳せて―。北海道大学沖縄県人会(以下、沖縄県人会)が北大祭に出店し沖縄料理を販売、故郷の味を北大に届けている。
沖縄県人会は2024年設立のサークル。沖縄出身の北大生を中心に構成されており、月1回ほど沖縄料理店を訪問するなどの活動を行っている。

6日15時、高等教育推進機構のすぐそばに沖縄県人会が出店していた。模擬店の装飾にはハイビスカスの花があしらわれ、華やかな雰囲気。代表の仲村渠(なかんだかり)彩香さん(教育学部3年)は「コロナ禍以来の久しぶりの出店。不安な点も多いが美味しい沖縄そばを届けられるように頑張りたい」と出店への思いを語る。約20名が参加しているという模擬店は多くの人で賑わっていた。

記者が頂いたのは沖縄そばとさんぴん茶。「どれくらい売れるか気になっていた」という沖縄そばは、柔らかな麺とスープが絡み合いとてもやさしい味わい。トッピングのチャーシューは食べ応えがある。さんぴん茶はジャスミンの香りですっきりとした爽やかな印象だ。材料は沖縄の食品会社から取り寄せており、まさに故郷の味。仲村渠さんは売り上げ目標を800杯と語る。6日15時現在は約80杯。より多くの人に沖縄のソウルフードを届けようと意気込んでいた。

(取材・撮影・執筆:安藤)