エルムの杜から旅立ち 卒業生ら4417人 ―2025年度卒業式

2025年度の学士・修士・専門職・博士学位記授与式(卒業式)が25・26日に行われ、12学部と現代日本学プログラム課程の学部生2479人、大学院生ら1938人がエルムの杜から旅立った。
札幌キャンパスの第一体育館では25日、水産学部を除く11学部と現代日本学プログラム課程の学位授与式が行われ、2288人がキャンパスを巣立った。
式典では各学部総代への学位記授与の後、北大交響楽団による演奏や北大合唱団と参加者一同による寮歌「都ぞ弥生」の斉唱が行われた。第一体育館は多くの卒業生や保護者らで賑わい、新たな門出が盛大に祝われた。

宝金清博総長は告辞で、「学位を授与された皆様に社会の行く末が担われている」と話した上で、変化する社会情勢についても振り返った。
また、北大創基150周年に寄せた合言葉である「光は北から」を引用し、卒業生一人ひとりが世界を照らす光となることに期待を寄せた。最後はクラーク博士の「Be Ambitious」の精神を引き合いに出し、「学びを続け、挑戦を続け、勇気をもって、この多難な時代を堂々と歩んでください」と卒業生らを激励した。
同日、第二体育館では修士・専門職・博士学位記授与式が行われ、水産科学院を除く修士1442人、専門職84人、博士297人の計1823人がキャンパスを巣立った。
また函館では、26日に学士・修士・博士学位記授与式が行われ、水産学部191人、水産科学院修士98人、同博士17人の計306人が函館キャンパスを巣立った。
卒業生の声
農学部を卒業した樋口和樹さんは「やりたいことが見つかった」と北大での生活を振り返る。サークルの新歓を主導するなど「学業とバランスを保って活動できた」と笑顔を見せた。卒業後は他大学の大学院に進学予定で「学会などにも積極的に参加したい」と語った。
同じく農学部を卒業した宇田川はんなさんは「初めての1人暮らしで不安だったが、周りの友人たちに恵まれた」と話す。「あっという間だった」と語る大学生活では山スキー部で活動に取り組んだという。卒業後には大学院に進学するという宇田川さんは「自由な時間が増える中で教養を深めたい」と意気込んだ。
工学部を卒業した西川拓志さんは北大での生活を振り返り「やりきった」と簡潔に話した。夏休みや土日もヨット部での活動に勤しんだ大学生活だったという。「北大の名に恥じないように」とこれからの抱負を語った。
(取材・撮影:安藤、佐藤、古谷 執筆:安藤)
