北大前総長の解任取消訴訟、第一審が結審

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18日、本学前総長の名和豊春(とよはる)氏が本学と国に対し総長職を解任する処分の取消などを求めた訴訟の第一審が札幌地方裁判所で結審を迎えた。

この訴訟は、本学の総長選考会議の決議・申出を受けて当時の文部科学大臣が名和氏に対し2020年に下した解任処分をめぐるもの。当時の総長選考会議が批判したのは、本学職員に対するパワーハラスメントや本学の信用を失墜させる行為として認定された30件の名和氏による非違行為だ。解任申出の根拠はこうした行為だと本学側は主張しているが名和氏はこれを否定しており、双方の主張が真っ向から対立している。

判決は、3月13日に言い渡される予定だ。

閉廷後、支援者や報道陣の前で報告を行う名和氏(写真中央)
(18日、札幌市中央区)


(取材・執筆・撮影:田村)