恵迪寮の火災、火元は大学管理のF棟 各社報道にはミスリードも

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 10日夜、北大の学生寮「恵迪寮」にて火災が発生した。火元は寮生ではなく大学により管理されている棟だったが、各社の不適切な報道により、ネット上で自治会が誹謗中傷にさらされている。

火災に伴い現場に集まる消防車(恵迪寮生提供)

火事の原因はたばこの不始末だった。火元は留学生と大学院生の住む「F棟」で、A〜E棟を管轄する恵迪寮自治会ではなく、大学当局が直接管理している。

しかし、各社の報道にはミスリードが目立った。北海道文化放送は「自治というのは責任も伴う」と見出しをつけ、火災を報じている。札幌テレビ放送の見出しでも、「『都ぞ弥生』も泣く」と伝えている。「都ぞ弥生」は恵迪寮を代表する寮歌の一つで、北大では校歌の代わりに歌われることも多い。他社の記事でも恵迪寮の自治について触れられている一方で出火源がF棟であることには触れられていない。

こうした報道を受け、ネット上には自治会への誹謗中傷が溢れた。Yahoo! ニュースで公開された各記事のコメント欄では、以下のような投稿も。
「旧帝大の『学生による自治』を謳っている学生寮は自治=好き勝手と勘違いしているロクでもないイメージ」
「日頃から自治というんだから、自分達で消したらいいんじゃないですか?随分都合の良い自治ですね」

Yahoo!ニュースに書き込まれたコメント(14日撮影、画像の一部を加工しています)

もちろん、自治には責任が伴う。しかし、報道にも責任が伴う。

(執筆:小田)