文科省、名和総長に聴聞実施へ 卒業式は今年も総長欠席か ―解任申し出問題

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本学の名和豊春総長の解任の是非が文部科学省内で審議されている問題を巡り、文部科学相が名和総長に対し聴聞の実施の通知をしたことが関係者への取材でわかった。通知は1月17日付で、聴聞は3月中旬に行われる予定という。

本学の総長選考会議が昨年7月、職員に対し名和総長がパワーハラスメントを行ったとして解任申し出を文科相に対し行っていた。解任は同会議からの申し出を受けた文科相が行うと国立大学法人法で定められており、文科省内で審議されていた。

聴聞は行政手続法による措置。総長を解任しようとするときには同法による聴聞を行うと文科省は説明している。

萩生田光一文科相は1月の記者会見で、卒業証書に総長の名前がないのは寂しいとして「作業を加速し方向を決めたい」と述べていた。ただ聴聞が3月中旬に予定されており、25日の卒業式は昨年に引き続き総長欠席が濃厚になりそうだ。

名和総長は2018年12月に体調不良で休職。復帰は大学に認められず、本学では1年2カ月以上にわたる異例の総長不在が続いている。

聴聞の通知について北海道大学新聞の取材に文科省は「人事の案件なのでお答えできない」としている。

名和総長は声明を出し、パワハラを否定してきている。

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