生協にコロナ影響 イベント中止響く セコマも客足減る ー新型コロナ

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中央食堂や購買が入る建物

新型コロナウイルスの感染拡大によるイベントの中止や外出の自粛は、北大生協や本学構内のセコマにも多岐に渡り影響している。

生協では、入学式、卒業式の中止により、卒業式用の袴のレンタルなどの関連事業が行えなくなった。入学式会場でのグッズ販売も中止となったほか、主に入学式用に販売しているスーツの売り上げにも影響が出る見込みだという。

また、新型コロナへの感染対策のために学部、サークルなどの懇親会、卒業祝賀会も多くが自粛された。そのため、食堂などをパーティー会場とし飲食物を提供するサービスや飲食物を会場まで運ぶケータリングサービスなどの利用も減っている。

食堂の利用者も減少し、北部食堂の利用者は例年の春季休業の3割前後だ。生協によれば、購買の利用者数についても、食堂利用をきっかけとした購買への来店減少に伴い、減っているとみられるという。生協の旅行部門で扱っている卒業旅行などの海外旅行の中止も多数あった。

生協は新型コロナの影響について「入学、卒業は大きなイベントで、同業他社と同程度には厳しい」としている。

一方、新入生向けの学習関連商品の販売などには、現在のところ目立った影響は出ていない。店頭に購入に来る人数は減少しているが、前期試験日に受け付けた仮予約からの申し込みやインターネットでの販売数増加が店頭販売数の減少を補っているという。

セコマによると、構内のコンビニ、セイコーマート北海道大学店では来客数が前年同時期に比べ減少している。一方で、一回当たりの買い物量の増加などにより売り上げは来客数ほど落ち込んでいないという。食材、冷凍食品のほかスイーツなどの需要が増えている。

同店の屋外テラスで出来る北大名物のジンギスカンパーティー(ジンパ)については「風通しの良いスペースで感染リスクは高くないと認識している」とした上で「(暖かい時期になったら)状況を見ながらスタートしたい」(広報部)

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