【第64回北大祭】対面開催運営の願い、3年越しに叶う ―ステージ企画・運営担当 金井理仁さん

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2日間にわたって開催されたELM STAGE FESTIVAL。今年は新型コロナウイルスの感染対策のため、呼び込み禁止などの制限がある中での実施だったが、会場には多くの来場者が訪れた。企画・運営を担当した金井理仁(まさひと)さん(文学部4年)に話を聞いた。

――感染対策のため、例年と異なることなどありましたか?

例年、ステージは誰でも自由に見ることができますが、今年は受付を設置してリストバンドをつけている方のみ入場できる形にしました。入場人数も、高等教育推進機構前のイベントスペースは42席、体育館前の特設ステージは200席に制限しました。例年、ステージ企画は立ち見をする方が多く、近くのお客さんもどんどん呼び込んで盛り上げていきます。しかし、今年は立ち見の方や事前予約をしていない方の入場をお断りしなければいけなくて、つらい気持ちでした。

――新企画などはありましたか?

これまでステージ企画ではNire Rock Festivalとサークル発表の2つが行われていましたが、今年からは統合してROCK STAGE、PERFORMANCE STAGE、ENTERTAINMENT STAGEの3つからなるELM STAGE FESTIVALとしました。

また、カラオケやクイズ、ものまねなどのバラエティ企画を行うENTERTAINMENT STAGEを新たに始めました。これまで行われていたステージ企画は音楽やダンスなどができる一部の学生しか出ることができませんでしたが、もっと多くの学生が気軽に出られる企画をやりたいと思ったことがきっかけです。コロナ禍で宣伝があまりできなかったので出場者が集まるか不安でしたが、20組の方に出ていただくことができました。漫画「鬼滅の刃(きめつのやいば)」のキャラクターのコスプレやアニメ「ドラえもん」のジャイアンのものまねなど、個性的な北大生をたくさん見ることができてよかったと思います。

――3年ぶりの実施ということで苦労などもあったかと思いますが、企画・運営をした感想を教えてください。

私は4年生なので3年前に対面開催を経験しました。ただ、その時は別の企画を担当していたので、今回は初めてのことばかりでした。業者の方との交渉など分からないことがたくさんあったので、対面開催を経験した卒業生の方に連絡を取って色々教えていただきました。

1年生のときに対面での北大祭を経験して以来、運営に関わることを本当に楽しみにしていました。コロナの流行が始まり、自分の代では対面での開催ができないのではと思っていたので、今年こうして運営に携わることができて本当にうれしいです。多くの方々のご尽力があって開催できたので、感謝をしてもしきれません。本当に楽しかったです。