解任された北大前総長、改めて「パワハラはしていない」と主張

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解任について

———自身の解任についてどう思うか。

「被害者」だと名乗る職員が、口裏を合わせているかのようだ。誰かに「言わされて」いるのではないか。学内の権力闘争にも巻き込まれた。

———ただ、当時対応にあたった副学長・理事3人は現在全員が定年等により本学を退職している。総長等のポストに新たに就いた事実はないが、それでも「権力闘争だ」と主張するのはなぜか。

それはあくまで結果論。自分は当時国の方針にも反発していたから国に狙われたのかもしれないが、当時の安倍晋三総理大臣との関係は悪くなかったから誰が自分を辞めさせたのか黒幕は分からない。

※記者注:名和氏の主張を裏付ける具体的な証拠は現在見つかっていない。

裁判について

判決直後の名和氏の弁護団と報道陣(13日、札幌市内)

———裁判を起こした目的は。

言うべきことを言うこと。大学組織の変質に対抗するため、学生に自分の姿を見せようと思った。裁判では尋問で直接話す機会も与えられ、満足している。

———裁判には当時の対応にあたった理事が出廷せず解任に至った過程について情報の公開が進まなかった、という声もある。これについてはどう思うか。

それは弁護士の役割だ。私の役割ではない。判決にはあまり期待していないし勝訴したところで大学に戻ることもないが、言いたいことが言えたので今はすっきりしている。

(取材:田村・小田 撮影・構成:田村)