英語試験 どれを選ぶ?【編集部ブログ】

Pocket

7月に入り、北海道も夏といえる時期になってきました。2回目の執筆になりました、ATです。今回、お話するのは英語の技能検定試験についてです。センター試験が再来年度の令和3年度から新しい制度に変わることで、昨今話題になっている英語の外部試験。北大生も就職活動や留学などで、縁があるこれらの試験について少し調べてみました。

まずはそのなかでも3つの留学に関連する試験を取り上げようと思います。

・TOEFL iBT(Test of English as a Foreign Language Internet-based Test)

TOEFL iBTテストは英語Ⅱの中間試験でTOEFL ITPテストを受けた北大生なら馴染みのある試験ではないでしょうか?主催はTOEICと同じ米国のETS(Educational Testing Service)で多くのアメリカやカナダの大学が留学資格として認めており、利用できる大学は1万以上としています。ライティング、リスニング、スピーキング、リーディングの4技能を含み、試験時間は回によって異なりますが、約3時間(8/1以降)になるようです。満点は120点で進学レベルによって目標は変わってきます(学部進学、大学院進学、トップ校進学など)。すべてインターネット上で行われるのが特徴です。

参考元https://www.cieej.or.jp/toefl/toefl/toefl-ibt.html、https://www.ets.org/jp/toefl/ibt/about/who_accepts_scores

 

・IELTS(International English Language Testing System)

IELTSはブリティッシュ・カウンシルとIDP:IELTS オーストラリア、ケンブリッジ大学英語検定機構が共同で運営する試験で、北大でも広告が貼ってあるので知らない人は少ないのではないでしょうか。留学資格として認めているのはイギリスを中心としてヨーロッパやオーストラリアの大学で多いようです。満点は9.0で、こちらももちろん4技能を問います。日程は1日間もしくは2日間(連日とは限らない)で試験時間は約2時間45分です。アカデミック・モジュールとジェネラル・トレーニング・モジュールの2つのタイプがあり、留学なら前者ということになるでしょう。認定機関は1万以上としています。

参考元

https://www.eiken.or.jp/ielts/

 

・ケンブリッジ英語検定

これはIELTSでも登場したケンブリッジ大学英語検定機構が行っている試験です。こちらも測定するのは4技能。イギリスを中心に採用している大学が多く、2万以上の企業や大学、行政機関が採用しているとしています。この試験は英検のようにレベル別のタイプが存在し、留学をするなら5つのレベルのうち、上からProficiency、Advanced、Firstの3つが目標にすべきレベルとなりそうです。試験時間は約4時間(Firstは約3時間半)で、点数はレベルによって範囲が異なり、かつCambridge English スケールによって他のレベルの試験と比較しやすくしているようです(Proficiencyなら180~230、Advancedなら160~210というように)。

参考元https://www.cambridgeenglish.org/jp/exams-and-tests/qualifications/general/、

https://www.cambridgeenglish.org/jp/why-cambridgeenglish/

参考にしたサイトに情報が詳しく載っているので、自分に合わせたテストを探して、自分の英語学習の指標にしたり、留学を考えたりと視野を広げたいところです。今回、利用しやすい地域、試験時間などに着目しましたが、他にも英語のレベルを示すCEFRなどで受ける試験のレベルを比較するのも手の一つではないかと思います。

次回担当時は、ビジネスに関連する試験を調べたいと考えています。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください