部活、留学、就活… 学生生活に影響(5月号) —新型コロナ

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新型コロナウイルスで、留学や部活動、就職活動などの学生生活にも支障が出ている。イベントの中止も相次いだ。

部活・サークルは、体育館などの施設の利用停止の措置や、本学学生支援課の要請によりほぼ全ての活動が出来なくなっている。全国7大学で争う七大戦の中止も決まった。

新歓活動についても6月30日まで見合わせるよう呼び掛けられている。ただ感染収束のメドは立たず、対面での活動がいつから出来るかは見通せない。そんな中、ツイッターなどを活用し新入生にPRしようとする動きが活発化している。

欧州などに留学している日本人学生に対しては本学国際交流課が3月に帰国を指示した模様。同課によると帰国を希望した学生は全員日本に帰ったという。本学は新たな学生の海外派遣と受け入れを9月末まで行わないことを決めた。

就職活動では、3月1日から本学クラーク会館で行われていた「企業研究セミナー」が11日間の日程のうち3日目以降は中止となった。全国から企業など約650社が集まる予定だった大規模な就活イベント。開催前から企業のキャンセルが相次いでいたが、もともとは消毒液の設置や換気などをした上で実施する予定だった。しかし2日目に一転。翌日以降の開催が中止された。

企業研究セミナー中止を知らせる看板(クラーク会館)

2日目に会場に行くと、ガラガラのブースが並んでいた。この日は56社参加する予定だったが、実際の参加社数は11。クラーク会館は閑散としており、来場した就活生らは数少ないブースに集結し説明を聞いていた。本学キャリアセンターによると、2日間で来場した学生は834人。例年の約16%の水準だった。

イベントは軒並み中止や延期に。大規模なものでは、6月に予定されていた北大祭の開催見送りが決まった。北大祭事務局は秋に延期する方向で大学と調整する。

北大生協学生組織委員会が主催する新入生の交流イベント、春友祭(しゅんゆうさい)は中止になった。昨年は2日間で約1000人が参加していた。委員長の高橋廉さんは「10月ぐらいから準備してきた」と肩を落としていた。

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