【解説】北大前総長の解任取消訴訟、いったい何が争われたのか

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「評価は正当」

判決では、こうした争点について本学・国側の主張が全面的に認められた。右田晃一裁判長は、判決文で「本件解任申出及び本件解任処分が認定した非違行為及び評価は正当」とした。

支援者や報道陣の前で取材に応じる名和氏ら。左奥が名和氏、右奥が小野寺氏(13日)

名和氏側が開いた会見では、支援者から判決に不満の声も。名和氏の代理人を務める小野寺信勝弁護士は、今回の判決について「北大の主張を丸写し」したものだと批判した。また、今回の判決が国立大学法人法における学長解任の構成要件について判断を示さなかったため「学長解任についての有効な判例にはならないだろう」とも言及した。

ただ、名和氏本人は「この結果に驚きはない、訴訟で問題提起ができただけでよかった」と記者に語った。今後については「判決を読んでから決める」とのことだ。

(取材・撮影・執筆:田村)