ラーメンと北大【編集部ブログ】

ラーメンと北大【編集部ブログ】

朝日モーニング
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皆さんこんにちは。編集部U.K.です。
われわれ北大のキャンパスが位置する札幌ですが、皆さんは、札幌の食べ物と聞いて何を思い浮かべますか?

ジンギスカン、スープカレー、札幌ラーメンなどと沢山の食べ物が思い浮かぶように、札幌は言わずと知れた食の宝庫です。今回はそれら札幌の食べ物のうち、札幌ラーメンのお話をしたいと思います。全国各地にご当地ラーメンというのは多くありますが、なぜ札幌ラーメンはここまで有名なのでしょうか。その秘密はラーメン誕生秘話に隠されています。

ラーメンの歴史というと、江戸時代に水戸光圀が日本人として初めてラーメンを食べたという話や、開国後の中国文化・中国人の流入により日本でもラーメンが食べられるようになったという話などが伝わっています。しかしながらここでいう「ラーメン」とは、当時からそう呼ばれていたわけでなく、当時は「中華麺」・「南京そば」などとさまざまな名称で呼ばれていたそうです。

その後、「ラーメン」が「ラーメン」として誕生したのは大正時代の札幌でのことです。大正11年、北大の正門前(北9西4)で竹屋食堂という中華料理店が開店します。日本人夫婦の創業した竹屋食堂ですが、ここでは、日本に来て働く場所を探していた中国人料理人を雇っていたそうです。彼の作る料理は北大の中国人留学生に大変好評であり、中でも人気だったのが、肉絲麺(ロウスーミェン)という麺料理でした。

肉絲麺は中国人留学生には人気がありましたが、当時の日本人の口には油が強すぎてあわなかったそうです。そこで、日本人の口に合うように味や具を改良し、名称も日本人が呼びやすいように「ラーメン」と変えることで今日のラーメンが誕生しました。ちなみにこの名称は、雇っていた中国人料理人が、料理ができあがったとき調理場から好了(ハオラー)と言っていたことから好了の「了」(ラー)を取って名付けられたそうです。

普段通っている北大の目の前で今日のラーメンが誕生したと考えると、ラーメンを食べる度に何か特別な縁を感じてしまいます。