経験なくても活躍 全国3位の実力派 ―劇団しろちゃん

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劇団しろちゃんは、結成25年を迎える演劇サークルで、メンバー数は120人にも及ぶ大所帯だ。

普段は、サークル会館で稽古などを行い、週7日活動しているが、団員は各々の予定に合わせて活動できる日に参加しているという。

団内では役者、大道具・小道具、音響・照明、衣装作り、宣伝活動など、様々な班に分かれて動くことが基本。しかし、役者側から演出側に提案したり、全員で脚本のプレゼンを審査したりと、劇を作り上げるのは全員が協力して一体となって行う。

2019年北大祭公演での1枚(同劇団提供)

主な1年の活動は北大祭、秋、冬の計3回の公演と、「札幌学生対校演劇祭(対校祭)」への出場だ。2018年度は対校祭を勝ち抜き、全国学生演劇祭で3位を獲得した。そんな実力派集団であるが、演劇経験者は多くない。

「演劇経験のない人でも、活躍の場が多くある」と語るのは新歓担当の佐藤優名さん。大学から演劇を始めた佐藤さんは、入団後の初公演となる北大祭で出演を果たした。現在、未経験者に対して厚いサポートができるよう、仕組みを整えているという。

また、最近の特徴的な活動としては、1月末から2月初めにかけて、メンバーの希望からラジオドラマをユーチューブに投稿した。昨年度座長の金澤龍汰郎さんは「個人がやりたいことも、しろちゃんという場を使って実現できる。できるだけ柔軟に対応できるようにしている」と取り組みを紹介した。

入団については、演劇を本気でやりたい人から、少し演劇に興味のあるという人まで、幅広く歓迎する。新入生に向けて「1年間退屈することなく、活動することができる」「演劇は表現の場なので対立することもあるが、そこからより仲が深まっていく」とアピール。新型コロナウイルスの影響で新歓日程などは未定だが、現在インターネットを利用して団の紹介を行っているという。最新の情報は「ツイッターやインスタグラムで確認してほしい」と話した。

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