図書館、3カ月ぶり開館 北大構成員向け ―新型コロナ

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ガードを設け飛沫感染を防ぐ(20日、北図書館)

本学付属図書館本館と北図書館は14日、北大構成員のみを対象に、利用設備や時間帯を制限して開館を再開した。開館は約3カ月ぶり。同館は「学生の皆さんが学習を進めている際に図書館の資料が必須となった時は、感染防止策を心掛けた上で来館を」と話している。

利用できるサービスは資料の貸出、複写や、閲覧室、ELMS端末の利用など。新型コロナウイルスの感染を防ぐため座席の間隔を一席分以上空けており、利用可能な座席数は総座席数の4分の1程度となっている。グループ学習室、語学学習室、本館のメディアコートなどは利用禁止だ。開館日時は18日現在、7月中では平日のみ午前9時から午後5時まで。8月には一部の休日にも開館し、午後7時まで開館する日も設けるという。

座席数を減らし人との間隔を広くした(20日、北図書館)

館内では換気を行い、カウンターには飛沫感染防止用のガードを設置してスタッフもフェイスシールドなどを着用している。利用者には、館内各所に設置した消毒液でのこまめな消毒や手洗い、ソーシャルディスタンスの確保、マスクの着用や健康観察記録の携行などを求めた。また、会話や長時間の利用、体調が悪いときの利用は控えるよう呼びかけた。

本館と北図書館の開館は、本学の新型コロナ対策本部が本学の行動指針(BCP)のレベル1への引き下げに伴い再開を指示したことに基づく。本学では現在、対面授業と本学の指示、許可があった場合を除き学生のキャンパス入構を禁止しているが、図書館利用のためには入構して構わないという。本学学務部によると、本学図書館がホームページなどで北大構成員に限り利用を認めると示していることが、学生への許可に該当するためだ。

各部局などの図書室についても、文、教育、医、薬学部の図書館が13~15日に開室・開館し、現在は利用可能な施設が多い。各図書館で利用可能なサービス、開館日時、呼びかけの詳細などは、本学付属図書館のホームページ(https://www.lib.hokudai.ac.jp/)。

休憩用のイスも一部使用不可にした(20日、北図書館)

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