北大構成員9人が感染 10月後半発表分 ―新型コロナ

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本学は10月後半、構成員9人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。感染したのは学生5人と北大病院の看護師3人、同病院事務職員1人だった。

学生5人のうち、1人は18日に感染が明らかになった。本学は20日に公表し、濃厚接触者41人を特定した。続いて20日、21日に1人ずつ感染が分かり、合わせて22日に発表。本学が計8人の濃厚接触者を特定した。残りは22日と23日に1人ずつ判明し、本学はそれらを27日に公表して計2人の濃厚接触者を特定した。

学生は全員、感染判明当初は軽症で30日現在療養中。性別や現在の症状の重さ、5人の関係の有無などは非公表だ。当該学生の濃厚接触者は最終接触日から14日間の出席停止、健康観察となった。

北大病院は27日、20代女性看護師2人の感染を発表した。30日にも20代女性看護師1人と20代事務職員の男性1人の感染を公表した。同病院では職場の消毒をし、通常通り診察を継続しているという。

同病院は、感染した3人の看護師や事務職員と接触した疑いのある病院構成員や患者などのほか、軽い体調不良を申告した患者など計28人にPCR検査を実施。30日現在、1人を除いて陰性が確認されている。

本学構成員の感染者は累計で22人となった。本学は、28日に北海道が警戒ステージを2に引き上げたことや感染者の増加傾向を受け、「北海道大学の行動指針レベル1における基本的行動及び各行動の運用・詳細」を踏まえた行動を構成員に改めて求めた。行動指針のレベルは現行のレベル1を維持する方針だという。