北大、課外活動を許可制で可能に 集団飲食には罰則 新歓に「電子ビラ」導入

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本学は15日から、全面禁止としていた課外活動の規制を緩和し、許可制で活動を認める仕組みを導入した。北海道独自の警戒ステージが3以下の場合という条件付きで、団体からの申請が通れば練習などができるようになる。新歓活動も認める。ただ、団体としての活動中や活動前後の飲食は禁止し、集団飲食が発覚した場合は団体を活動停止とする罰則も取り入れた。

全面禁止措置が解かれるのは11月中旬以来。従来は本学の行動指針(BCP)がレベル2の場合は全面禁止だったが、このほどBCPを改めレベル2でも許可制で活動ができるようにした。16日現在はレベル2だ。

活動を希望する団体は本学学生支援課への申請が必要で、団体としての感染対策などの書類を提出する。認められると対面での練習や例会のほか、一部を除く課外活動施設の利用などが可能になる。一方、試合や大会、イベントの参加・開催と、札幌近郊より遠くへの遠征はできない。

集団飲食に罰則

団体としての活動中や活動前後の飲食は人数に関わらず禁止する。団体での集団飲食が発覚した場合は活動停止にするという罰則を導入した。もっとも罰則は学内の規程などには基づかないというが「活動許可を出す条件に入れているので、それを破った状況であればそれを理由にする」と本学の担当者は説明した。団体としてでない飲食は規制しないという。

集団飲食の禁止はこれまでの本学の感染事例を踏まえた。本学では課外活動自体で感染したケースはなかった一方、保健所の調査で学生の感染は飲食の場が大半だったという。ただ、「今後も課外活動自体での感染の可能性がないわけではない」(本学担当者)。

新歓活動も可能

団体による新歓活動も認める。対面での説明会や体験会のほか、立て看板の設置もできる。人の出入りを減らすなどのため、ビラの配布や掲示は禁止するが、代わりに「電子ビラ」を導入する。本学ホームページ上に活動許可を得た団体のビラを掲載する。形式としては画像かPDFになるという。