北大入試、2597人が合格 現役生割合7割で最高、11年度以降 —一般選抜

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本学の2021年度入試一般選抜では前・後期合わせ2597人が合格した。現役生の割合が前・後期ともに約7割に達し、11年度以降で最高だった。

発表によると、前期は2008人が合格。うち1288人を道外高校出身者が占め、割合は17年度以降最も高い64.1%に上った。獣医学部は合格者22人全員が道外高校出身者だった。前期の倍率は2.5倍。

後期は589人が合格。道外高校出身者は前年度比2.1ポイント減の475人で、80.6%を占めた。後期の倍率は2.7倍だった。

21年度の合格者は現役生の割合が大きいのが特徴だ。前期は前年度比7.1ポイント増の71.1%(1428人)に上った。17~20年度は60%台前半だったので、比較的高水準だ。後期も前年度比13.8ポイント増と大幅に増え68.9%(406人)だった。本学入試課によると、現役生の割合は、学部を入学後に選べる「総合入試」を導入した11年度以降で、前・後期ともに最高だった。

また、新型コロナウイルスに感染するなどした受験者向けの追試験は受験対象者が0人だったため、実施されなかった。

合格者3人の声

新潟県の高校出身の皆川泰輝さんは1年間の浪人を経て総合入試理系(総理)の合格をつかんだ。総理は2年生になるときに進学する学部を決める仕組みだが、「学芸員になりたいので、理学部か農学部にいきたい」と話す。遺跡の発掘などに興味があるといい、浪人を始めたころに学芸員をテレビ番組などで見て志した。入学後は「積極的に部活やサークルに入って友達を作りたい」と話した。

同じく総理に合格した旭川市の高校出身の白戸達也さんは浪人のため予備校のある札幌で一人暮らし。料理などもこなしながら勉強をつづけた。「点数が伸びなやんでモチベーションが下がることが何度もあった」と振り返る。だが、「次は失敗できない」と、復習などの勉強のサイクルに力を入れて合格。入学後に学部を選べる総理の仕組みが良かったといい、これからの1年で進路を考えていく。

本学のオープンキャンパスがきっかけで進学を志したのは結城妃彩良(きさら)さん。1年浪人し、保健学科検査技術科学専攻に合格した。オープンキャンパスで人の血球を顕微鏡で覗き、「ミクロの世界で病気の原因を探るのが面白そう」と思ったという。浪人生時代の勉強では「将来検査技師になるためにはこれぐらいはやらないといけない」と自らを奮い立たせた。