北大病院に立体駐車場整備へ 一般公募に向け調査開始

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北大病院は、立体駐車場やアメニティ施設の整備に関してサウンディング調査を開始すると発表した。この整備は北大病院建物の建て替えに先立つもので、現在の第1外来駐車場の内、南半分が用地となる予定。

サウンディング調査とは、公的機関の保有地・保有物について民間事業者との直接の対話を通じ活用方法の意見・提案を広く求めるものだ。事業内容の検討や事業者の事業参入のハードルを低くするために使われる。

現在北大病院は2030年代前半の完成を目指し病院建物の再整備を計画しており、それに先立ち立体駐車場の建設を予定している。今回のサウンディング調査は、その立体駐車場の運営・建設者の公募に向けて行われるものだ。また、アメニティ施設(病院内の飲食店や売店など)に関しても立体駐車場内部に併設される形で再整備が予定されている。病院側は「民間事業者が立体駐車場を整備し運営することにより、経営・マネジメントの視点から民間資金とノウハウの最大限の活用が可能」との考えを示した。

貸付予定地はイチョウ並木と西5丁目通りに囲まれた、第1外来駐車場の約半分にあたる7000㎡の土地。提案については、建物の用途や高度の制限に関して北大構内の制限に合わせたものとその制限を超えたものの2つを募集する予定。制限を超えたものについては、高度に関しては現在の北大病院の建物、建物の用途制限に関しては近隣地域のものと同程度を想定している。

本調査の説明会の参加申し込み期限は7月21日(水)、エントリーシートなどの提出期限は8月10日(火)となっている。