「学内で気軽に英語を話す機会を」日本人学生と留学生の交流イベント開催 ―Hokudai All 2.0 Project

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英会話カードゲームをする参加者(2日、高等教育推進機構S講義棟)

本学の日本人学生と海外からの学生が交流するプラットフォームの創出・運営を行う「Hokudai All 2.0 Project」の初回イベントが2日、高等教育推進機構S講義棟で開催された。本学の日本人学生や留学生ら約25人が参加し、カードゲームなどをしながらそれぞれの文化や日常生活について英語で語り合った。

イベントは午後2時から午後5時までの3時間。参加者は6人程度のグループに分かれ、30分のセッションを6回行った。各セッションでは折り紙やカードゲームなどのゲームとトピックが設けられ、参加者はゲームを楽しみながらトピックについて英語で交流した。

会場の様子(2日、高等教育推進機構S講義棟)

参加した竹中万穂さん(総合教育部理系1年)は「伝えたいことを理解しようとしてくれるので安心して話せた。くだけた雰囲気の中で英語を話せるのは久しぶりで楽しかった」と話す。セッションは和やかな雰囲気で行われ、会場からは笑い声が聞こえた。

イベントを企画した「Beeber Global」代表の川手さん(2日、高等教育推進機構S講義棟)

主催したのは、海外からの旅行者や学生と日本人をつなぐプラットフォームづくりを目指す本学の学生スタートアップチーム「Beeber Global」。代表の川手紅梨子さん(文学部3年)は、企画の理由について「英語を話せるようになるためには、留学などハードルが高い手段が主流。北大には約2000人の留学生がいるので、日本人と留学生の交流の場を作れば『学内留学』ができ、英語を話す力を鍛えられるのではと思った」と話す。

意外だったのは「海外からの学生の参加率が高いこと」。英語を話せる場所が欲しいという日本人学生の需要が大きいと思っていたが、申し込み者の半分近くを海外からの学生が占めたという。「海外からの学生も日本の学生との交流を求めていたり、日本の文化や生活に興味を持っていたりすることが再確認できた」と川手さん。

同プロジェクトは、北大元気プロジェクトと新渡戸カレッジのサポートを受けながら全4回のイベント開催を企画しており、1月20日、2月3日にも同様の企画を行う。午後2時から午後5時までの3時間で30分のセッションを6回実施する予定で、一部のセッションのみの参加も可能。6セッション全てに参加すると新渡戸カレッジポイントが1ポイントもらえる。申し込みはhttps://forms.gle/aimBBLx7TarwosH68から。

Hokudai All 2.0 Projectのポスター(Beeber Global提供)