【受験特集:どんな道でも、道は道】第5回(2) おもろい成川は、どこにいてもおもろい成川や

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サークルでの出会い

ずっと孤独に思い詰めながら過ごすわけにもいかない。話し相手を求めて北大内外の様々なサークルを訪れた。その一つの「カタリバ」は、教育をテーマに、ボランティアとして北海道各地の高校を回り、出張授業をする団体だ。高校生と同じ目線になり、彼らの話を聞いた。他の団体でも、多くの北大生と交流することに。自分と同じ境遇の学生やある分野に熱心に取り組む学生に何人も出会い、自分の中の不満や閉塞感が徐々に薄れていった。

有名中高一貫校に通い、予備校で受験勉強ばかりに時間を費やす中で、「『学力』という指標が自身の中で大きな位置を占めるようになっていった」と成川さんは語る。自分の努力は報われるのが当たり前だと、エリート意識が肥大化してしまった。そしてそれ以上に大きかったのは、「自分の周りにいる優秀な友達と比べて恥をかかないようにであったりとか、努力して身に付けた実力に相応の大学に受かるべきだといった卑近な意識の表れだったのかもしれない」。

多くの人と交流し、自身の学生生活を振り返る中で、抱いていたコンプレックスやプライドは、こうしたある種の「傲慢さ」に起因していると気づいた。

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