「嵐」ライブによるホテル不足、生協「現時点で懸念なし」

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3月12日に行われる北大一般選抜個別学力検査の後期日程の翌日から、アイドルグループ「嵐」のコンサートが大和ハウスプレミストドーム(札幌ドーム)で開催される。これを受け、受験生の間で宿泊施設や航空券の確保を不安視する声が上がっている。この問題に対し、12月2日、松本洋平文部科学大臣が「落ち着いて受験の準備を進めてほしい」とコメントするなど、波紋が広がっている。これを受け北大新聞は、北大学務部入試課および北大生協に取材を行った。

入試課は現状について「報道は把握している」とした上で、「例年通り早めの移動計画を検討してほしい」「受験に必要な情報を適切に発信し、受験生やその保護者の皆さんが安心して受験に臨めるよう努めていく」と述べるにとどまり、具体的な救済措置等には言及しなかった。

一方、北大生協は「宿泊施設は不足しない」との見通しを示した。生協が確保している受験生用の航空券とホテルがセットになった宿泊パックに、現時点で空きがあり、前期日程の合格発表に伴うキャンセル分も見込まれるためだ。また、札幌市経済観光局との情報交換においても、市内のホテル業界全体として「受験生の宿泊に支障は出ない」との見解で一致しているという。過去の事例を振り返っても、2008年の暴風雪による試験1日延期時を含め、宿泊難民が出たケースはないとした。

ただ、条件の良いプランから埋まっていくことは確実だ。民間では不動産業「恒志堂」による受験生向け1泊5900円のプランや、新千歳空港を運営する北海道エアポート株式会社と、新千歳空港直結ホテルを運営する株式会社碧雲堂ホテル&リゾートによる特別支援プランなど支援の動きもあるものの、受験生は可能な限り早めの手配を心がけたい。

(取材・執筆:桝田)