遠隔授業の準備進む

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新型コロナウイルスの感染拡大により、遠隔授業の導入が急速に進んでいる。導入が決まった学部では教員が準備に乗り出したほか、大学全体でも導入手順のガイドの作成や勉強会の開催などの取り組みが行われている。

「オンラインでも手厚く『神対応』していきたい」。理学研究院の稲津將(まさる)教授は、遠隔授業に向けてこう意気込む。理学部では授業を主にオンラインですることが決まっており、現在は資料に音声を吹き込むなどの準備を進めている。

稲津教授は前期に気象学や、数学の演習を担当。オンラインの活用は「今までも経験があり慣れている」と話す。数学の演習については「(学生が)最低限出来るようにならないといけない」と考え、ビデオ電話ソフト「スカイプ」などを用いて個別に手ほどきする方向で検討中だ。また同学部ではオンラインに長けている教員がおり、教員同士で教え合うなどしているという。

全学の取り組みとしては本学オープンエデュケーションセンターが遠隔授業の導入をサポート。教職員と学生向けに導入手順を示したガイドを公開したほか、質疑応答などができる検討会をウェブで開催した。16日に行われた初回には、同時に最大388人の教員が参加。同センターに問い合わせがあった、学生に対する授業への案内方法やウェブ会議サービスのアカウント取得方法を共有した。2回目以降も定期的に開く。

また同センターでは、遠隔授業の実施事例を募集。反省点や工夫点を共有し、授業実施に役立ててもらう狙いがある。

多くの学部で遠隔授業が導入されるので、学生向けポータルサイト「ELMS」などへのアクセスが増加することが予想される。このため本学学務部では従来の4倍の接続数に対応できる改修を行っていく予定だ。今月以降に順次、実施する。