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「状況いつ変わるか分からない」 コロナ禍で部活・サークルに影響大 大会、合宿も中止に 

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新型コロナウイルス禍は部活・サークルに大打撃だ。学生団体は、練習や大会、合宿など例年通りの活動が行えておらず、先の見えない状況に学生らの不安は募る。剣道部、競技スキー部、YOSAKOIソーランサークルの北海道大学〝縁〟の3団体に、コロナ禍の活動や新歓などへの影響について聞いた。

普段は所狭しと自転車が並ぶが閑散としている(12月7日、サークル会館)

3月から8月ごろまでは、普段の活動も中止や回数を減らすなど大きな影響を受けた。縁は例年週に4回行っている活動を週1回程度のオンラインに切り替えた。競技スキー部や剣道部は、8月末まで対面での活動を中止していた。剣道部は例年週6回稽古を行っていたが、週3回ほどのオンラインでのトレーニングに切り替えたという。

8月からは大学からの制限が緩和され、団体ごとに活動許可が下りたため、多くの団体で例年に近い活動が再開された。縁は8月から活動頻度を週4回に戻した。剣道部と競技スキー部は9月から練習を再開。剣道部前主将の小林哲平さんは「マスクの着用や人数の制限など、通常通りいかない場面もあったが、部員と再び剣を交えることができた喜びは大きかった」。

しかし、11月中旬には本学の行動指針(BCP)レベルが2に上がり、対面での活動は再び制限された。縁はレベル2になって以降、オンラインでの会合は行っているが、練習などの見込みは立っていない。競技スキー部は個人練習のみで、全体での活動は中止している。剣道部も、個人によるトレーニングのみ行っているが、部員の自発性に任せている状態だという。

大会や合宿など、イベントへの影響も大きい。競技スキー部は例年参加していたマラソン大会や合宿が中止になった。縁は、例年対面で参加していたイベントが中止になり、オンラインイベントへの参加にとどまった。剣道部も、試合や合宿、定期戦などが中止になったが、代替大会の見通しも立っていない。

先の読めないコロナ禍での部活、サークル運営には不安も大きい。縁の田中亮輔さんは「いつ状況が変わるか分からないまま活動の予定を立てるのに苦労している」とした。剣道部主将の山口航輝さんは、「オンラインで顔を合わせることもできるが、やはり距離を感じるし、対面と同じようには会話しにくい」と苦労を語った。

新歓活動工夫も

毎年4月を中心に各団体によって行われる新歓活動は、新型コロナ感染拡大による課外活動への規制強化などの影響で、対面での実施ができなかった。競技スキー部と縁は、対面での新歓が行えなかったために新入部員数が例年より少なかったという。競技スキー部の酒井颯汰さんは、「例年行っていたスキー新歓が行えなかったため、新入部員の獲得に苦労した」という。

一方で、オンラインを活用した新歓活動を工夫する団体もあった。縁は、6月から8月にかけてビデオ会議システム「Zoom」やインスタグラムの配信機能を活用した新歓を実施。また、秋には他団体との合同によるオンライン新歓イベントを主催。参加した新入生は30人に上ったという。剣道部もZoomやSNSなどを活用した新歓を実施。部活紹介のショートムービーも作成するなど工夫し、過去最多の新入生が入部した。

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