【独自】北大への志願者1100人減、うち94%が道外出身者 —一般選抜

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本学の入試一般選抜の志願者数が2021年度、前年度比約1100人減ったことについて、減少分の94%を道外出身者が占めていたことが本学入試課への取材でわかった。志願者数は前・後期合わせて8560人程度と、少なくとも11年度以降初めて9500人を下回る異例の少なさだった。

本学入試課によると、前・後期合わせ道外出身者は前年度比1051人減の5808人が出願。一方、道内出身者は前年度比67人減の2752人と微減で、減少分の94%を道外出身者が占めていた。

道外出身者の減少を前・後期別にみると、前期は前年度比360人(10%)減の3161人だった。後期は691人(21%)減の2647人と大幅に減った。

本学は志願者数の減少について今後、原因をさらに詳しく調べるという。

予備校大手、河合塾札幌校の北山健一校舎長は、大学入学共通テストで高得点層(得点率8割以上)が減った影響で、本学に後期で出願する受験生が減少した可能性を指摘していた。