イグノーベル賞公開講義「始まりは純粋な好奇心」

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2017年にイグノーベル賞を受賞した本学の吉澤和徳准教授による公開講義が3日、文系棟で行われた。講義は約1時間。終了後には質疑応答や准教授との記念撮影も行われた。

イグノーベル賞とは、「人を笑わせ、そして考えさせた研究を讃える」賞だ。今回受賞した吉澤准教授の研究は「トリカヘチャタテ」について。「チャタテムシ」の仲間であるこの昆虫には、メスとオスの生殖器が逆転しているという大きな特徴がある。吉澤准教授を始めとする研究チームがこの現象についての理論を打ち立て、その成果がイグノーベル賞につながった。

准教授は講義の中で、この研究について「役立つ見通しはまだない」としつつ、「細く長いペニスについての研究が優秀なカテーテルのヒントとなった例もある。研究の始まりは純粋な好奇心。未知の種を掘り起こし続けることが新たな研究につながり、将来のためになるものが見つかるかも知れない」と研究の魅力について語る。また自身のツイッターで、「研究のきっかけは分類学者や形態学者が行ってきた未知のものを掘り起こし記載するというごく普通のこと。その意味では、賞をもらったのは分類学・形態学だ」と受賞について述べている。

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