北大、遠隔授業のガイド公開 教職員・学生向け —オープンエデュケーションセンター

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遠隔授業の導入・実施方法を紹介するため本学オープンエデュケーションセンターは10日、「オンライン授業導入ガイド」をウェブサイトに公開した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、本学では遠隔授業の検討や準備が進んでおり、ガイドは教職員と学生に遠隔授業の要点をわかりやすく説明している。

ガイドでは遠隔授業の種類として、①リアルタイムに授業を配信する同時配信授業②教材や講義ビデオを配信するオンデマンド授業——の2つに分け解説している。それぞれの利点、欠点を示しているほか、機材の用意から学習評価まで段階ごとの注意点などを説明。ビデオ会議「Zoom」など利用可能なソフトウエアも紹介している。

学生向けには機材やソフトウエアの準備方法や、実際に授業を受ける際の注意点を掲載。遠隔授業では「一人一人の環境準備が大切」と呼び掛けている。

サイトでは質問を受け付けており後日、FAQ(よくある質問)として公開する。また、学内の事例も今後掲載し、知恵やノウハウの共有を進める。

遠隔授業を巡っては、新型コロナウイルスの感染が広がるなか、本学でも導入の検討や準備が進んでいる。3月26日には教育担当の長谷川晃理事・副学長から各部局に対し、遠隔授業など弾力的な授業実施を検討するよう要請し、工学部は全面的な導入に踏み切った。オープンエデュケーションセンターが作成した資料によると、医学部医学科も全ての授業をオンラインですることを決め、経済学部は各教員がZoomのアカウントを取得した。

ガイドは同センターのウェブサイト(https://sites.google.com/huoec.jp/onlinelecture)から確認できる。

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