【速報】世界大学インパクトランキング2023、北大は総合22位

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1日、英教育誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)が世界大学インパクトランキングの2023年版を発表した。昨年総合10位だった本学は順位を下げて総合22位。

本学は、昨年世界1位(91.4)だったゴール2「飢餓をゼロに」のスコアが急落し、今年は同ゴールへの貢献で世界68位(70.6)に沈んだ。ゴール14「海の豊かさを守ろう」、ゴール17「パートナーシップで目標を達成しよう」などのスコアも、昨年比でそれぞれ低下。国内総合トップの座は守ったものの、評価はやや厳しいものとなったようだ。

世界大学インパクトランキングは、SDGs(注)達成への貢献を指標としてTHEが世界各国の大学の社会貢献を調査したものだ。研究による貢献(Research)・大学組織内における貢献(Stewardship)・社会的活動による貢献(Outreach)・教育による貢献(Teaching)の4観点から、SDGs各ゴール達成への貢献を点数化。ゴール1〜16のスコアから選ばれた上位3スコアとゴール17のスコアが合算された各大学のスコアを集計して、総合順位がつけられる。発表は今年が5回目で、今回は112ヵ国から1591大学が参加した。

注 SDGs:Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略。2015年の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された国際的な目標で、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指すもの。17のゴールと169のターゲットが設定されており、その内容は環境保護・経済格差の是正・国際平和など多岐にわたる。

参考:THE公式サイト 「THE The World University Rankings 2023」発表ページ
   https://www.timeshighereducation.com/rankings/impact/2023/overall

(記事執筆:田村)