【東京】キャンパスライフを思う、初夏の公園に漂うジンギスカンの香り ー北大東京ジンパ2019開催、参加者数は1000人を突破

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会場には多数のテントが立ち並んだ

東京・立川の国営昭和記念公園で19日、昨年に引き続いて今年も「北大東京ジンパ」が開催され、本学伝統のジンギスカンパーティーで卒業生らが交流した(実行委員会主催)。7回目を数える今年は参加者数が初めて千人の大台を突破。初夏の青空の下、首都圏をはじめ日本各地から集まった1129人の参加者らが北の学び舎に思いを馳せた。

参加者各自のライフステージに合わせた楽しみ方で

正午、実行委員長による「乾杯」の掛け声に続き、周囲はジンギスカンの香りに包まれる。設けられたテントでは、部活・サークルや研究室単位などで事前に登録した各グループや、その場に居合わせた人々でコンロを囲み、思い出話などに花を咲かせた。

エレガントスキー部の関東在住の卒業生27人で参加した塩田哲也さん(教育学部卒)は、「このイベントを機会に東京にいる卒業生が集まる。他の団体の一員として参加しているOB・OGも顔を出してくれていい機会だ」と振り返り、「先輩がくつろいでいる姿を見られた」と喜ぶ。塩田さんは今回が5回目の参加。今年は初めて部活の卒業生に声をかけたという。

この春に新社会人となったメンバーを中心に構成された「19卒不思議な集い」の清水裕貴さん(生命科学院卒)は、「会社でどんな仕事をしているかや、社会人になった感想を同期から聞ける良い機会」だと述べ、「部活のOBに会えるなど、コミュニティーを広げることもできる」とイベントでの収穫を語った。このほかにも参加者からは、「このようなイベントが東京で開催されていることを発信できれば、北大の存在感も高まるのでは」とイベントが持つ可能性の大きさに期待を寄せる声も聞かれた。

実行委員長による乾杯の音頭

若手中心に発案された「東京でジンパ」のアイデアを新定番に

同イベントは今年で7回目の開催と決して歴史は長くない。ジンパ開催に至ったきっかけは北大東京同窓会主催のイベントに関し、「もっと若い参加者を増やしたい」と声が上がったことだった。ホテルのホールを貸し切って行われていた会合から一新。同窓会の若手メンバーを中心として屋外でのジンパ開催が発案され、現在も若手主導での開催が続く。運営を担うのは20人ほど。実行委員会で初回から運営に携わっている男性メンバーの一人は、「『昼に、安く、カジュアルに』をコンセプトにジンパを企画した」と当時を振り返る。初回の参加者は320人。以来順調に参加者を増やし、今年はSNSでの広告なども功を奏して初めて1000人を超えた。

実行委員長の上満(うえみつ)研吾さん(経済学研究科卒)は「(集客から当日の準備・片付けに至るまで)予想をはるかに超える成果が出た」とした上で、「同窓生一人一人がまた来たいと思えて、北大を感じられるように、(北大東京ジンパを)さらに進化させていきたい」と今後に向けて意気込む。本学関係者の新たな初夏の風物詩として、イベントが定着する日は遠くなさそうだ。

ジンギスカンパーティーを楽しむ参加者ら

昨年からQRコードで受付するシステムを導入した

ジンパ終了後、参加者一同で円陣を組んで『都ぞ弥生』を大合唱
参加者一同による集合写真

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