北大の名和総長30日で解任へ 文科省が通知

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本学の名和豊春総長の解任申し出が文部科学相になされた問題で、文部科学省が名和総長に対し解任すると文書で通知したことが29日、わかった。文書は26日付で、解任は今月30日付という。

文書は29日夕方以降に名和総長に届いた。国立大学法人法上の「その他役員たるに適しないと認めるときに該当するものと判断した」と書かれていた。昨年7月の本学の総長選考会議の申し出が認められた形だ。総長の解任は同法により、同会議からの申し出を受けた文科相が判断することになっている。

名和総長は取材に「うそだと思った」と驚き、司法の場などで争う姿勢を示した。

この問題を巡っては、2年前の秋、職員に対する叱責(しっせき)などの非違行為の疑惑が持ち上がり、総長選考会議が調査委員会を設置。審議の結果、同会議が昨年7月に解任を申し出た。名和総長は今年3月、文科省による聴聞を受けていた。

名和総長は疑惑に反論しているほか、総長に対する聞き取りを行わなかったなど調査委の調査に異議を唱えている。

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