取材現場に必須のアイテムたち【インスタント説明会・Vol.6】

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こんにちは、編集部TSです。このインスタント説明会もこれまでに計5回を配信し、少しずつ当方も勝手を掴んでまいりました(勝手ながら)。読者の皆様からのフィードバックやリクエストもお寄せいただければと考えておりますので、お問い合わせフォームやLINE公式アカウントなどからご連絡ください。

さて今回は、前回ご紹介した一連のプロセスの中で取材にフォーカスを当てたいと思います。取材の際に必要になるアイテムをもとに、取材の中ですることをお伝えします。なお前回に引き続いてかなり“ガチ“な印象を与えてしまうかもしれませんが心配はご無用です。ごく普通の学生生活を送りながら、時々出番が回ってくるというイメージで間違いありません。肩の力を抜いてお読みいただければと思います。

2018年当時の名刺イメージ(※現行デザインとは異なります)

名刺はパスポート

取材の際、部屋に通されるなどした時にまず最初に必要になるものは名刺(オンライン取材では省略することもあります)。取材に応じてくださる方はもちろんのこと、挨拶を兼ねてその場に居合わせた関係者の方と名刺交換をすることもしばしばです。初対面の方に向けていわばパスポートのような役割を果たすとともに、名刺を差し出すという行為をもって取材モードのスイッチを入れることにもなります。

編集部には統一されたデザインの名刺があり、連絡先や氏名と合わせて所属学部などの基本情報も併記しています(学部名などを本人の意思で載せないことも可能)。名刺というと形式的で堅苦しいものと思われがちですが、「○○学部の学生さんですか」などと名刺から会話が弾んでアイスブレイクに一役買うこともしばしばで侮れません。新型コロナウイルスの感染拡大を機にその存在やスタイルが変化をしても、重要なツールではあり続けるのだろうと思います。

また通常は普段どおりの服装で取材に出向きますが、式典などの際にはスーツを着用することがあります。取材はただでさえ緊張しがちなものですが、著名な方を前にした時や式典の取材などでは一層身が引き締まる思いがします。

取材ノートとレコーダー

取材の内容は正確に記録しなければ意味がありません。手元のノートやメモ帳に発言の内容を記録しながら、ICレコーダー等を使って録音も行うのが基本的な取材スタイルです(録音が許可されずメモだけで記録を残すことや、その場に居合わせた人にインタビューをする際に録音だけする場合なども考えられます)。メモだけでは拾いきれない発言内容もあるほか、講演やイベントも含めて流れやその場の雰囲気もデータとして残しておくことで記事執筆の助けにもなります。執筆の際はメモを頼りに全体の構成を考えるとともに内容の説明を書き、発言の引用などは録音を再生しながら正確に内容を再現するといった形で進めるのが標準的でしょう。執筆に行き詰まった時に、録音データを聞いてアイデアが浮かぶことも珍しくありません。

取材ノートのイメージ

カメラは必須?

記事の構成要素として画像や写真は欠かせません(やむを得ず“NO IMAGE”の画像を出すことや、逆に動画撮影も行うこともあります)。一眼レフカメラを使って狙った通りの写真を撮影できれば理想的ですが、スマホやデジカメなどでも撮影は可能です。イベントや式典はもちろんのこと、それ以外の取材でも可能な限り一眼レフを手配できるように人員のやりくりを工夫します。編集部のメンバーの中では活動に取り組む中で必要性を感じ、自ら一眼レフを購入したケースもありました(ありがたい話ですがもちろん強制はしません)。編集部で製作するカレンダーの画像に採用されることもあり、あって無駄になるものではないと思います。ただ昨今のスマホ等はカメラの性能が上がってきており、時と場合にはよりますが画角や要素の捉え方が機材よりも重要なのかもしれません。

新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、最近の取材では現地に出向いての写真撮影が制限されていました。また取材先の意向などによって写真撮影が許可されないこともあります。そうした場合には画像を提供いただいたり、当事者に協力を依頼して写真撮影を行ったり、あるいは過去に撮影した関連画像を使用したりといった対応をします。

なお、取材に参加する人数は条件や状況次第で変動します。1人で現場に乗り込んで同時並行で撮影を行うケースもあれば、カメラ担当を決めた上で複数人数で取材したり、現地で複数のチームに分かれて行動したりすることもあります。

ということでここまで、取材に必要な基本的アイテムをご紹介する中で取材の手順について説明しました。今どきはスマホ1つで大体事足りるものですが、私は大学構内に入るときは上記のうちカメラ以外は常に持ち歩くよう心がけています。頻繁に何かが起きるということではありませんがいざという時にすぐに対応できるよう、常に最低限の臨戦体制は整えているメンバーが多いなのではないかと思います。

今回のインスタント説明会は以上です。次回も引き続いて記事ができるまでの過程について詳しくご説明しますのでお楽しみに!

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