農学部・農学院の学生にコメと牛乳を無償配給 -札幌農学同窓会が緊急支援プロジェクト

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農学部棟前には配給のためテントが並んだ(農学部学生提供)

本学農学部・農学研究科・農学院の卒業生らで構成される札幌農学同窓会は10日、農学部棟前で希望する同学部生・院生ら全員にコメと牛乳の無償配給を行った。道内産のコメ2キログラムと牛乳1リットルが約1000人の学生らの手に渡った。

この配給は同会が実施している「農学生緊急支援プロジェクト」の一環で行われた。配られたコメと牛乳は同会の要請を受けたJAグループ北海道が寄贈したもの。1200人分が用意され、希望した約1000人の学生が受け取った後、教職員にも配られた。プロジェクトではこのほか、生活支援金の支給やアルバイト情報の提供などを実施している。卒業生らが支援金の財源やアルバイトの機会を提供しており、今回の配給の準備に際してもアルバイトを募集したという。

農学部が学生を対象に行ったアンケート調査では、新型コロナウイルスの影響で約6割の学生の収入が減ったことが明らかになった。同会や学部などが支援を協議する中で卒業生からも「学生を支援したい」との声が寄せられ、一連の支援を行うことが決まった。

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