北大生1480人が通学不可 北大が調査 —新型コロナ

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本学の在学生のうち大学に通学できない学生が約1480人いることが、本学が今月1日まで実施したアンケート調査でわかった。とくに今年入学した新入生で「通学不可」と答えた割合が高く、本学は今学期、一部を除きオンライン授業を継続する方針を示している。

アンケートは5月26日から6月1日まで学生向けポータルサイト「エルムス」で実施した。大学院生、学部生を合わせた全学生約17700人が対象で、約10500人(60%)から回答を得た。

通学の可否を聞いた設問では、全学生で約1480人が「通学不可」と回答し、回答数の14%に上った。今年入学した新入生は約770人(回答数の36%)が不可と答え、とりわけ割合が高い。本学の新入生は今年、道外生が64%を占めており、引っ越しせず実家でオンラインの授業を受けている学生がいる可能性がある。

2年生以上の学部生は約530人(同10%)、大学院生は約190人(同7%)が通学できないとしていた。

本学は今学期、一部の実験などを除き原則オンラインの授業を継続する方針を示しているが、新入生が受ける全学教育については7月10日以降、一部を対面で行うことを「想定している」という。本学は、往来に慎重な対応が求められているのが解除される今月19日以降をメドに、通学ができるよう準備を求めることを検討している。

また、全学教育について今学期中は通学不可の学生が一定数いることを前提とした対応をとるともしている。

属性別の対象人数と回答数は以下の通り。新入生の対象人数は約2650人(回答数約2150人)、2年生以上の学部生は8650人(同約5450人)、大学院生は約6400人(同約2870人)。

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