QS世界大学ランキング2024年版、北大は196位で大幅な後退

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6月27日、イギリスの大学評価機関「クアクアレリ・シモンズ(QS)」は「QS世界大学ランキング」の2024年版を発表した。今年は評価の観点が新たに追加されるなど、評価指標が変更され、国内の主な大学の総合順位が下落した。本学も昨年の144位から196位と大幅な後退となった。

同ランキングは、世界の大学を「学術関係者からの評判」「教員1人当たりの論文被引用数」などの観点から評価。104の国と地域にある1500ヵ所の教育機関を対象として行われた。今回は既存の6つの観点に「国際研究ネットワーク」「(卒業生の)市場評価」「サステナビリティ」が加わり、観点ごとの評価のウェイトが調整されるなど、評価指標が見直された。

評価指標の変更に伴って、東大が23位から28位、京大が36位から46位となるなど、国内の主な大学の総合順位は下落。本学の総合順位も昨年の144位から196位に下落した。分野ごとの順位を見ると「学術関係者からの評判」「雇用者からの評判」では順位を上げたものの、他の観点では順位を落とした。特に「留学生比率」は574位から633位で大幅な下落。新たに追加された「国際研究ネットワーク」「市場評価」「サステナビリティ」は、それぞれ世界で392位、665位、487位だった。

(記事執筆:松山)