第64回北大祭 「RESTART」テーマに3年ぶりの対面開催 ―実行委員長インタビュー

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第64回北大祭が6月3~5日の3日間にわたって開催される。第62回は中止、第63回はオンラインでの実施だったが、今年は再出発を意味する「RESTART」をテーマに、3年ぶりの対面開催が予定されている。実行委員長を務める川島大和さん(経済学部2年)に同祭の企画や祭への思いを聞いた。

――今年の北大祭の実施形態や感染対策について教えてください。

今年は、対面・飲食提供ありでの開催が予定されていますが、新型コロナウイルスの影響で例年と異なる点もあります。事前予約制を導入して同時来場者数を3000人に制限し、模擬店の数も例年の半数以下としています。また、今年はパーテーション付きのイートインスペースを設置して飲食できる場所を制限するため、例年のような食べ歩きはできません。

準備段階では通常の感染対策はもちろん、参加団体の方に2週間前からの健康状態を確認してもらい、体調面に不安がある方の参加はお断りするなど、厳しい対策を行っています。

――3年ぶりの対面開催となりましたが、実行委員長としての思いを聞かせてください。

おととしは中止、昨年はオンラインでの開催だったこともあり、今年は対面・飲食提供ありでの実施を目標にしてきました。現時点ではおおむね達成できそうで、まず良かったと思っています。3年ぶりのため、対面での北大祭を経験した実行委員が少なく、分からないことが多いなかで準備を進めてきました。また、通常の準備に加え感染対策のための仕事も増えたため、人員が不足するなどの問題もありました。

今は、当日までまん延防止等重点措置が出ず、当日も大きな問題が発生せずに開催できることを祈っています。

――新企画や力を入れている企画について教えてください。

対面での実施が初となる企画は、「北大を守れ!-秘密結社と隠された謎-」です。札幌キャンパス全体をコースにした謎解きラリーで、謎解きを通して北大をよく知ることができる企画となっています(6月3~5日 工学部前メインストリート沿いテントで受付予定)。また、外部連携企画では、北海道湧別高等学校の皆さんが、地元の食材を使った湧別町特産カレーを販売します(6月4日9:00~14:00 メインストリート沿いで実施予定)。

力を入れているのは総長特別対談です。本学の宝金清博総⾧が、ジェンダーやライフデザインなどの社会課題に取り組む吉野正則特任教授と対談を行います。総長のお話を聞くことができる機会はあまりないので、興味のある方はぜひ参加していただければと思います(6月4日13:30~14:45 情報教育館3階スタジオ型研修室で実施予定)。

――今年の北大祭の楽しみ方を教えてください。

来場者の方には事前にウェブサイトで予約をしていただき、入場の際には正門・北13条門・北18条門のいずれかで受付をした上でリストバンドをつけていただきます。また、1回の予約につき3時間の時間制限があるため、行きたい企画を調べるなどの準備をしておくとより楽しめるかと思います。

感染対策のため来場者の方には負担をおかけしますが、実行委員をはじめ参加団体の全員で皆さんに楽しんでいただける北大祭をつくっていくので、ぜひ全力で楽しんでください。

※第64回北大祭の事前予約や企画についての詳細は公式ホームページ(https://hokudaisai.com/)をご確認ください。