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学内外に波紋広がる 丹保元総長「前代未聞だ」 —総長解任

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総長解任は学内外に波紋を呼んだ。

「前代未聞だ。もっと早く手を打てたのではないか」。本学第15代総長の丹保憲仁名誉教授はこの問題をこう受け止める。「総長不在で被害を受けたのは教職員と学生だ」といい、これまで本学が説明をほとんどしなかったことについて、「何か言えることはあったはずだと思う。何も知らされなかった学生らがかわいそうだ」と話した。名誉教授に対しても本学から「一回も連絡がなかった」と語った。

名和氏の人件費削減幅を縮小するなどした手腕は評価していたという。

今後については「看板ではない、ちゃんとした力と人望のある総長を選んでほしい」と話し、「そうしないと北大はだめになる」と警鐘を鳴らした。

北大生からは説明不足を指摘する声が聞かれた。

「パワハラ疑惑に決着がつかないまま解任だけが決まった印象だ」。理系学部2年の男子学生は本学の説明に対し納得がいかない様子だ。これまでプライバシーなどに配慮していたとする本学の説明について、「前総長自身が意見を述べたい意向を示しているのに学生や教職員から遠ざけ続けたことに対し十分な理由とは思えない」と意見する。

「総長のパワハラ疑惑よりも解任に関わるプロセスに対する不信感の方が大きい学生もいることを大学には認識してほしい」といい、大学が総長解任を申し出たことを「自ら律する能力」としていることについても否定的な考えを示した。

一方、理系大学院修士1年の男子大学院生は「構造上の問題に目を向ける必要がある」との見方を示す。解任された総長を選考した総長選考会議の構成員を見直し、選考方法も「会議の議事の経過を公開するなど透明性を向上させるべき」という。

また、構成員に対して総長選考会議から説明するよう求めた。名和氏に対しては「起こってしまったことを真摯に受け止めてほしい」と話した。

本学教職員組合も「何が起こったかわからない。事実に基づく公正な判断がされているのか」といい、さらなる情報の開示を本学に求めていく考え。

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